東大柔道部のここがすごい! part7 〜部室、七徳堂〜

 こんにちは。新2年の米山です。自粛自粛の生活で皆さん大変お疲れのことと思います。自分語りとなって大変恐縮ですが、僕はというと生来が何もない人間のため、この自粛生活で自分の何もなさを痛烈に自覚させられ、辟易とした気分です。しかし、この騒動で唯一救いだったのが、人生初のまともな料理を覚え始めるきっかけになったことです。よもや、自分がフライパンを握ることになろうとは。災い転じて福となす。禍福は糾える縄の如し。まぁ、作っているものといえば、鶏胸肉を茹でたり、パスタを茹でたり、ひき肉を炒めたり、卵を茹でたり焼いたり、なんて簡単なものでしかないのですが…(→自分がどれだけ部のカンパに助けられてきたか、今身にしみて実感しています。新入生の皆さん、ご飯代が浮くというのは非常に大きいと思います!)

 興味の湧かない前置きはここまでにしておいて、東大柔道部の数ある魅力の中で、僕が一番だと思う魅力を紹介したいと思います。それは東大柔道部員のカタコンベ、「七徳堂」の存在です。七徳堂とは僕ら東大柔道部の本郷キャンパスでの道場になるのですが、ここには部室が併設されており、僕らの活動拠点となっています。この七徳堂、坂の中にあるような立地のせいで、一・二階どちらも一階という文章にするとよく分からない、実に奇っ怪な構造をしているのですが、そんな七徳堂の魅力を順序立てて説明したいと思います。以下、部室を七徳と表現します。
① 七徳の広さ・娯楽・設備
単純に七徳は広いです。どれくらい広いかと言われると表現しづらいのですが、部員約20名が胡座して余りあるくらいには広いです。少なくともこの部室は七大学で一番大きいと推察されます。(七徳にきた他大の人の話を聞く限りですが。)また、七徳にはテレビが二台設置されており、Nintendo SwitchとPlayStation4が同時に遊べます。そのため、多くのゲームが揃っているのも特徴です。スマブラやマリカーといった対戦ゲームはもちろん、ゼルダ、SEKIRO、ラスアスなどの一人用のゲームなどその他にも紹介し切れないほどゲームがあります。それに加え、「七徳文庫」と呼ばれる膨大な量の漫画の蔵書があります。最近だと、ウシジマくんやカイジ、ジョジョなどを全巻取り揃えました。他にも部内に一定の勢力を誇る麻雀勢のための全自動麻雀卓やモノポリー等々、娯楽には事欠かない空間なのです。さらに、七徳の設備は部室だけに留まりません。足を伸ばせる広々としたお風呂や洗濯機を併設しているなど、七徳はそこで完結した生活ができるほど便利な空間なのです。
② 素晴らしい立地
七徳の特徴を語る上で欠かせないのがその立地でしょう。part5で枝野さんが仰っていたように筋トレのための御殿下のジムは目と鼻の先ですし、その他の学内施設、学食や生協、24時間のコンビニ、図書館なども近いです。また部内共用の自転車を走らせれば、本郷や上野の飲食店など食事に困ることもありません。特に上野は上野公園を中心とした美しい街並みに、映画館やヨドバシ、デパート、アメ横、業務スーパー、スイーツアウトレット店のドンレミー等々、数え切れない店が林立し、とりあえず何かあれば上野に向かえばよい、という風な愉快で便利な街です。また、part4で小笠原が触れた、萩の湯、寿湯をはじめとする銭湯施設も周囲に充実しています。加えていうと、本郷という立地自体が都心に近く、どこにも行きやすいというのもあります。(例えば秋葉原や後楽園は自転車で行けますし、築地は都営大江戸線で一本。東京まで丸ノ内線で一本。)このように、七徳は下手をすると自宅にいるよりもよっぽど楽しい思いのできる立地をしているのです。
③ 精神的なこと、これも七徳のうち
これまで物理的な七徳の良さを語ってきましたが、最後は精神的な七徳の良さを語りたいと思います。このような便利な七徳ですので、平日休日問わず多くの部員が集まってきます。それぞれが思い思いの時間を過ごすこともできますし、練習後などには何らかのイベントが催されたりします。part3で佐々木さんが仰っていたピクニックなどはその一例です。他にも冬の一大イベントである枯れスマスが企画されたり、同期でどこかに行こう!と言ったイベントが突発的に起こる、これが七徳の面白さなのです。とりあえず七徳に行けば何か起こるだろう、このような考えで僕は冬練中毎日七徳に足を伸ばしていました。また、こうしたイベントは、東大柔道部内の仲間との絆を深めることに繋がります。同じ釜の飯を食い、肩を並べてともに時を過ごす。他の部活のように決して人数は多くはありませんが、だからこそ私たちはチームたりうる絆が築けると信じています。

 如何だったでしょうか。これを見ている皆さんに七徳、ひいては東大柔道部の良さが伝わったでしょうか。時節柄、全員が孤独な気持ちを抱いていると思います。こんな時にこそ真に迫って必要なのは、艱難辛苦をともに乗り越えた真の絆ではないでしょうか?私たちと一緒に普通の大学生活では得られない絆を築いてみませんか?

京大戦と五大学合同練習

夏練も終わりを告げ、しばしの休息を味わっている米山です。今日から大学が始まることに愕然としています。我々学生の本分は柔道のはずなのに、付属物である勉強というのがその邪魔をする現行の大学組織の状況はけしからんと思います。それはさておき、今回のブログは先日の京大戦や五大学合同練習を振り返っていこうと思います。
まず9/15(日)に行われた京大戦についてです。個人的には、九州の七大戦から二ヶ月ぶりの本格的な七大ルールの試合ということで僕個人としてはとても緊張していました。チームとしては一人残しで勝利することはできましたが、勝利の喜びと同時に個々人の今後の課題も浮き彫りになったと思います。その後の親善試合の試合内容も含めて、それらの反省を各々が夏練以後の練習に活かせていけたらと思います。京大戦本戦
京大戦 親善試合
続いて、台東区リバーサイドスポーツセンターにて、9/17・18に東大、京大、北大、阪大、九大の五大学で合同練習を行いました。午前は1・2年生を中心とした練習試合、午後は五大学入り交じる乱取りという濃密な時間を過ごしました。各大学のOBや一橋大学にも参加して頂いたことでいつも以上に活気溢れる、夏練を締めくくるにふさわしい練習が出来たと思います。
夏練を通じて、一年生は多くの技術を手に入れて成長することができました。これからも防大戦や来年の七大戦に向けて研鑽を積んでいきたいと思います。

新入部員自己紹介 米山侑輝

ご紹介に預かりました、110kgの米山侑輝です。ちなみに私は同期の中でなぜか少数派の現役合格なのですが、新入というよりは侵入してきたという位のギリギリの点数で受かってしまいました。具体的には合格最低点+0.3点でした。運命とはなんとも残酷ですね。しかし、現役合格するといっぱい留年できるので嬉しいです。出身高校は仙台二高という学校で、一応東北一の学力を名乗っているのですが、約半数は浪人するという素敵な学校です。他にも、かの”空気投げ”三船久蔵十段の出身校(当時は仙台二中)であり、それだけでずっーとおまんまを食い続けてるような学校とも言えます。いわゆる典型的な地方進学校という訳です。
私の柔道歴は高校からです。中学時代は羽遊びで無駄にしてしまいました。非常に後悔しています。高校時代は部員数が少なかったことや指導者も不足していたせいでなんだか練習に身が入らなかったり、なんだか勝てなかったりで、正直消極的な姿勢で練習していた方が多かったと思います。その結果は如実に現れ、公式戦では1,2回しか勝った覚えがありません。部活が終わるとき、もしくは卒業式時点では「もう柔道はやらん!」と思っていたはずが、練習を見に行ったりするうちにいつの間にか入部していました。高校のときのやり残しが小骨のように引っ掛かっていた、部の雰囲気が良かったというのもそうですが、ここで何かに燃えつきてみなくては僕の人生がどうにもならないように感じたのが一番大きいです。福岡の七大戦の舞台で、先輩達や他大の選手がそれまでの練習の成果を文字通りぶつけ合う姿をみて、ここに自分の求めていた負けられない戦いがあるのだと確信しました。今度は自分に言い訳しない、まさに最後の七大戦まで、燃え尽きるための柔道をしていきます。