枯れスマス! 番外編

どうも。三年の麻生です。まさか2日連続でブログを更新することになるとは。
今日(もう昨日ですね。)の練習後、他の部・サークルはクリスマスで練習をしていなかったので、ガラガラの道場で1時間ほどダラダラしていました。そのとき、親友の中村が「今日はクリスマスやねんなぁ…」と寂しそうにつぶいたので、僕は「イルミネーションでも見に行こうか…」と提案しました。舎弟の山添も「行きましょう!」と元気よく言ったので、三人で青の洞窟SHIBUYAに行くことにしました。
まずは渋谷駅のそばのすた丼屋で腹ごしらえをすませました。最近よく来ます。美味しいですね。
食べ終わった時点で時計の針も22時を回っていたので、さあ早くイルミネーションを見に行こうというときに、中村が「俺、トイレ行きたいねんけどぉ…」と言い出しました。タイミングが悪いです。中村は「ちょっとコンビニ行ってくるわー」と元気よく駆け出して行きましたが、数分して「トイレの貸し出ししとらんかったわぁ…」とトボトボ戻ってきました。仕方がないので、地下鉄のトイレを使いました。
さて、気を取り直して、青の洞窟に向かいます。言い出しっぺの僕がみんなを先導するつもりでしたが、僕の携帯は通信速度制限でGoogleマップが使い物にならなかったので、山添が案内をしてくれました。10分ほど歩いたあたりから、すでに渋谷の街自体が青くライトアップされており、人通りも随分多くなりました。山添に「これが青の洞窟というやつか?」と尋ねると、「いや、あと5分くらい歩いたところですね。」と返ってきました。これ以上に綺麗なのか!と期待が膨らみました。

と、その時です。僕は急に強い違和感を感じました。街行くカップルの幸せそうな顔。隣の二人の坊主頭。何かが違う。何かが足りない。僕はとんでもない間違いを犯してしまったのではないか?大事なものは失ってすぐではなく、しばらくして不意に気付くものです。僕はカップルだらけの街角で坊主二人に挟まれて、失ったものの大切さに気づきました。
柔道着の袋がないのです。実は先ほど中村がトイレに行った際、僕も用を足したのですが、その際個室の中に道着入れの袋を忘れてきてしまったのです。さらに悪いことに僕は足を軽く捻挫しており、今来た道を引き返すのは精神的にも肉体的にもあまりにも辛いことでした。
僕が不意に足を止めて、呆然と立ち尽くしていると、中村が「あそちゃん、どうしたんや〜?」と心配そうに聞いてくれました。彼の優しさに感謝しながら、二人に事情を説明すると中村は間髪入れずに「俺がとって来たるよ!」と言いました。なんて美しい心の持ち主でしょう。さらに山添まで「いや、僕が行ってきます!」と言い出しました。君たち、どんだけいいやつらなん。流石に悪いので、「それは悪い。」とつたえましたが、結局山添が「いいっすよ。いいっすよ。」といってひとっ走りしてくれました。山添が取りに行ってくれている間、僕と中村はベンチに座って通り過ぎるカップルの数を数えたり、「ルパン三世のテーマが似合う大人の男になりたいな」と語り合ったりしていました。

そんなこんなでようやく青の洞窟がみえる交差点まできました。あまりに綺麗なので、僕たちは交差点を渡るのも待ちきれず、信号待ちしながら写真を撮りました。

交差点を渡るとそこは本当に青い光に包まれた洞窟のようで、カップルで溢れかえっていました。女性グループも意外と多かったです。男だけで来ている人たちも数組いましたが、みんな四人以上のグループでイケイケな人たちばかりでした。まあ、そんな小さなことも気にならないくらいに美しかったので、入り口のところで数枚の写真をとりました。



そしてくだらないことを言いながらテクテクと歩いて行きました。青の洞窟の真ん中まで来た時、アナウンスが流れて来ました。「イルミネーションは23:00までとなっております。明日以降も引き続きお楽しみください!」
えっ!っと思って時計を見ると22:57。まだ来て5分も経ってないんやが。計画性のなさが露呈してしまいました。あとで撮ればいいやと思って三人揃った写真は撮っていなかったのですが、純朴な僕たちには自撮りというのはどこか気恥ずかしく、周りの人たちも一心不乱に写真をとっていたのでお願いできず、結局撮れずじまいでした。
灯りの消えた通りの端に腰掛けて、僕たち三人は少しおしゃべりをしました。人々は光が消えると足早に立ち去って行きます。それを見ながら中村が「俺、イルミネーションを見て喜ぶのって、すごい表面的なことやと思うねんなぁ。」と思慮深げな顔で呟きました。真意をはかりかねた僕は中村に「楽しくなかったのか?」と尋ねました。すると、中村は満面の笑顔で「すっごく楽しかった!」と言いました。どういうことなん?僕と山添は顔を見合わせて呆れ笑いをしました。
そんなこんなで今年のクリスマスは終わりです。来年は願わくば恋人と一緒に。