紀柔館訪問記⑧

東大柔道部4年の柴田です。8/28(火)〜9/2(日)に和歌山の道場である紀柔館を訪問しましたのでその報告をさせていただきます。

この「東大生紀柔館訪問プロジェクト」は紀柔館から東大柔道部に進まれた柘植陽一先輩が、引退した柔道部員の社会復帰を支援する目的ではじめたもので、今年で8年目となります。今年度は私が8期生として参加することになりました。

事前に紀柔館館長である腹巻先生からは「毎年素晴らしい東大生が来る」との話を聞いていたのでハードルが上がっていることが初めは少々不安でした。(が、実際には過去の先輩方の数々の逸話(奇行?)を聞くことになりました)

紀柔館の1日の流れとしては、小学校低学年や園児クラスからスタートし、高学年、中高一般クラスと続きます。それに加えて、勉強クラスがあるのが大きな特長の1つです。勉強クラスでは今年買ったばかりのiPadを見せびらかしながら、チューターという形で質問に答えさせていただきました。

まず、柔道クラスに参加した感想として、先輩が後輩に教えるという文化が根付いていることがすばらしいと感じました。下級生のクラスに自主的に参加する塾生が多く、また「交流タイム」では高学年と低学年が一緒に練習する時間が設けられています。補助運動の種類が多く、毎日変化するのも特徴的です。自分はその補助運動がなかなか覚えられず、中学生の塾生に教えてもらってたりしていました。塾生が今後高校以降で柔道を続けて行く上でも、自分で考えるヒントになる動きや練習法がたくさんあるなと感じました。寝技でぬるっとした動き (アウターマッスルに頼らない動き) を感じたのも、この補助運動が一因だと思いました。

また、園児クラスでは、園児たちが気の赴くがまま走り回るので並ばせるのは大変なことだろうと思いましたが、まき先生の号令で礼のときにはちゃんと園児たちが整然と正座している姿が印象的でした。

↑最終日の中高一般柔道クラスでは、東大柔道部OBの方も何名か駆けつけてくれました。懇親会では渡辺直人元主将のエールによる東大部歌を披露しました。

 

転び方健康教室 (通称:ころ健) もたいへんおもしろかったです。シニア世代にとって転ぶことは危険なことですし、これからの高齢化時代にも即したものだと思いました。腹巻先生が古武術などからアレンジした動きが取り入れられていて、途中若者でもきついような体幹トレをシニアの方々がさくっとこなしていたのが印象的でした。
ちなみにころ健で使うJポールという棒を現在こせきさんが改良中です。非常に優秀な方なのでたいへん期待できると思います。

今回私は柔道クラスで横返し、巴の練習法、内股パスを、勉強クラスで大学での研究分野 (認知心理学)に関するプレゼンをさせていただきました。今まで私は教えることが苦手で避けてきたことも多かったですが、自分の技や感覚を言葉にしておく重要性を実感するとともに、教えるということにももっと積極的に取り組もうと思えるきっかけになりました。プレゼンに関しては、少しは大学での学問について興味を持ってくれたかなと思います。

期間中は腹巻先生と奥さんのまき先生の家に泊めていただいていました。観光にも連れて行ってもらったりして、本当に何から何までお世話になりました。
また、私が初日に開けた2weekコンタクトを誤って1日で捨ててしまって絶望していたときは、コンタクトをもらってたいへん助かりました。

腹巻先生、まき先生本当にありがとうございました!

↑まき先生がヘルシアで作ったグラタン。おいしかったです!

今回の訪問では、紀柔館の塾生のほぼ全員と1度は道着を握りあうことができ、みんなガツガツくるのでとても刺激的でした。これら全ての経験が、私の社会復帰の確かな1歩になりました。
紀柔館の方々、温かく出迎えてくださり、大変ありがとうございました。また機会がありましたら、寄らせていただきたいと思います。


紀柔館訪問記⑧” への1件のコメント

  1. 今年も大変お世話になりました。
    柴田君が来てくれていた最終日、ちょうどローカル紙の取材があり、柴田君の慰労会に駆けつけてくれた東大柔道部OBの方々も含め、集合写真に載りました。
    http://www.living-web.net/ebooks/ebook180922/HTML5/pc.html#/page/6
    また現在、和歌山県警捜査二課長に就任されている渡辺直人氏が、和歌山在住の期間、なんと紀柔館に入塾して下さることになりました!
    改めまして東大柔道部関係者の皆々様方に、お礼申し上げます。
    紀柔館 腹巻宏一

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