ちゃんこ文化

夏練が始まってから、麻生は「部室で鍋を作りたい」と言っていたので、一週間ほど前から僕と麻生で部室で鍋を作って夕食としています。上野には業務スーパーがあるため材料を非常に安く購入できます。

業務スーパーで買うと、ほうれん草が500gで150円、鶏肉が2kgで1200円と、普段自分で買うよりもはるかに安く買えるので、ちゃんこ文化は経済的にありがたいです。部室には土鍋があったのでガスコンロで作っていたのですが、ボンベの扱いが面倒なので自宅にあった電気鍋を持ち込みました。便利です。

いつも鍋をする人数は僕と麻生の二人です。そのため、結構お腹いっぱい食べることができます。鍋の人数が増えると楽しいのですが、鍋が少ないので作るのに時間がかかってしまいます。難しい問題です。

肉ばかり食べては炭水化物が無いのでいつも冷凍うどんを鬼のように入れています。しかし、そろそろうどんにも飽きたので、誰か家から米びつと炊飯器など持ってきてくれるととても喜びます。

この前、いつもの二人に菅野と岡を加えて鍋をしていたのですが、彼らは鍋の経験が少なく、ハプニングが発生しました。その日はいつも使っている汁をたくさん入れたので、鍋が吹きこぼれてしまいました。この場合の正しい対処法は、蓋をとって蒸気を逃がすことなのですが、彼らは二人ともスイッチを切ってしまい、莫大な量の汁が吹きこぼれてしまいました。下級生への鍋教育がもっと必要だと感じました。

また、その日はいつもと趣を変えて餅を買いこんでいたのですが、岡が「俺は焼いた餅を食べたいっす」などと言い、トースターで餅を焼き始めました。すると、バチンと音がしてブレーカーが落ちてしまいました。やはり加熱する機器を二つも使うと相当な電力を使ってしまうようです。まあ鍋の経験の少ない岡なので、しょうがないなあと言いつつブレーカーを上げ、また鍋を始めました。すると、岡が今度は部室の乾燥機を切り、また餅を焼き始めました。10秒ほど後、またパチンと音がして案の定ブレーカーが落ちたのでした。本当に学習しない男です。

このようにして、部室で何度も鍋をしていると、だんだん美味しい鍋の作り方がわかって来ると思います。というわけで、一年生は、体重を増やすため、炊飯器を部室に持ってきて鍋に参加しましょう。

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