紀柔館に行ってきました!

こんにちは。4年の古跡です。

部活を引退してからは、大学院入試を無事に終え、たまに柔道をするような平穏な生活を送っています。学部は無事に卒業し、来年からは東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻という所属になります。(予定) 

さて、今年も表題の通り和歌山県の紀柔館に行かせて頂くことになりました。日程は8/299/3の五泊六日(火曜から日曜まで)でした。ブログをアップするのが遅い・・・かもしれませんが、感想などを書こうと思います。

この紀柔館訪問は柘植陽一先輩の出身道場である紀柔館で、腹巻先生一家にお世話になりながら、柔道を通した交流をすることで、(心が荒んでしまった??)元部員の社会復帰を手助けしてもらうというものです。

※紀柔館の説明は過去の先輩方のブログに詳細に書かれているので、最近の記事を参照してください。去年の山中先輩の記事は201610月で、一昨年の小山先輩の記事20159月にあります。面白いです。

私はこの企画の7期生となったのですが、今回は31歳のスイス人男性のレオさん(Leo)と一緒にホームステイという貴重な経験をすることが出来ました。そのほんの一部を紹介したいと思います。

初日にまず小学生クラスから参加することになったのですが、そこで初めてレオさんと出会いました。レオさんは『忍道』と刺繍された柔道着を着ていました。一瞬、この人が着ているのは柔道着ではなく忍道着ではないのだろうか、と思いましたが、彼の礼儀作法などの仕草が素晴らしいものだったので、ほんの少し感じた胡散臭さは消えました。実際、彼は日本語を話せるわけでは無いのですが、禅の言葉について勉強中であり、私も知らないような言葉について知っていたりします。(その言葉を思い出そうと思ったら、忘れてしまっていました。)

レオさんは彼女と日本各地を旅した後に、彼女を先に帰国させ、一人で先生との繋がりを頼って紀柔館にやってきたそうです。びっくりしたことは彼女が荷物の一部をレオさんに預けて日本に置いていってしまったらしいです。(レオさんそれ彼女怒ってるよ!と思いました。)そのため部屋に置いてある荷物はかなりの量でした。

ある日私の靴下がレオさんの洗濯物に紛れてしまった様で、レオさんの荷物の中も探してもらいました。その時ちらっと荷物を見てしまったのですが、壁掛け時計も持ってきていたみたいです。(こんなかさばる物を持ってきてるんだ!邪魔じゃないのかな?)そうしたら、「この靴下使う?」とレオさんのものを差し出してきたので笑顔でお断りしました。

腹巻家に泊まっている間、腹巻先生の奥さんである牧さんにおいしい料理をご馳走していただきました。ある晩、牧さんにヘレカツを揚げてもらいました。関東圏ではヒレと呼んでいる部位は、関西圏ではヘレと呼ぶみたいです。変わった訛りだなぁ、と思っていましたが、レオさんによってフランス語のフィレが元々の呼び方であることがわかり、ヒレもヘレも訛っていたんだなぁ、と思いました。他の料理もとてもおいしかったですが、フィレカツは特においしかったです。

今回の訪問の中ですごく興味を持ったことがあります。それは腹巻先生が行っている転び方健康教室、略して「ころ健」です。これはシニア世代向けの転倒防止のための運動教室で、柔道などの武道独特の動きを取り入れたプログラムを行っています。例えば、転び方や起き方の手順があって、その動き方を練習したり、柔道だと人を使った動きをするところ、合気道などで用いられる丈を使った動きを練習したりします。柔道を単なる競技柔道として捉えない先生の発想の柔軟性や、柔道の武道としての懐の深さに大変刺激を受けました。将来、柔道を経験したことを活かして、人間の動作に関する研究もしてみたいなと思いました。

約1週間の間、紀柔館で子供たちから大人たちまでと一緒に柔道の稽古をして、その他に中高生向けに柔道クラスで3回の講義と、勉強クラスで1回のプレゼンをさせてもらいました。柔道の稽古では、特に小学生のクラスで先輩がきちんと後輩の指導をしているのが印象に残りました。また、生徒たちの動きが小さい時からやっていないと出来ない様な滑らかな動きだったのでただただ感心していました。柔道の講義では、腕取りからの展開、送り襟絞め、縦返しについて行いました。このような柔道の講義は初めてということもあり、思うように説明できず、講義が終わるごとに反省することだらけでした。勉強クラスでのプレゼンは、私の学部の研究室で行われている、音に関しての最新研究について発表しました。プレゼン中は反応が薄くて、伝わっているか不安だったのですが、終わった後の反応が思ったよりもよかったのでほっとしました。プレゼンの後に一人の生徒が「俺も工学部行きたくなってきた~」と言ってくれたのが、狙い通り!という感じで、とても嬉しかったです。

土曜日には、林先輩、田村先輩、北藤先輩が駆けつけてくださり、勉強クラス、柔道クラス、その後の飲み会に参加してくれました。いろいろと盛り上げて頂きありがとうございます。また、その日の稽古では思わぬ人(ヒント:東大で一緒に練習したことのある体の大きい方)との再会もあり、宴会では来てくださった方の面白い話が聞けたりととても充実した一日となりました。

本当は他にも経験したことや楽しかったことがあるのですが、文字数が多くなってしまったのでここまでにしておきます。紀柔館での柔道の記事が少なくてすみません。本当は一日の大半を紀柔館で柔道をして過ごしていたのですが・・・。とにかく、とても楽しくて充実した1週間を送ることが出来て、心の底から「柔道をやってきて良かった!」と思いました。

今回の訪問に当たって先生方、先輩方、塾生の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございます。

特に、腹巻先生、牧先生、紀子さんと部屋を貸してくださった康子さんには温かく、やさしく迎え入れていただき、誠にありがとうございます。

 

以下、写真です。(気になる人は紀柔館のfacebookもご覧になってください)

紀柔館での子供たちとの集合写真や、華岡青洲の里に行った時のレオさんとの写真です。

 

 

 

紀柔館に行ってきました!” への4件のコメント

  1. 遠路はるばる来てくれてどうもありがとう。有意義な一週間になったようでなによりです。ぜひ、また来てください!

  2. 実は古跡が会ったレオは、私がスイス留学時代に数年にわたりお世話になったローザンヌの道場の門下生で、毎週のように一緒に稽古をした仲です。先日、11月20日から東京に来る予定であると連絡がありました。東大の道場に稽古に来るよう勧めておいたので、もしやって来たらよろしくお願いします(できるだけ私も行けるようにします。)。そのときには古跡たちレオの顔見知りも来てくれたらうれしいです。

  3.  和歌山の柔道学習塾「紀柔館」の腹巻と申します。
     毎年夏には遠路和歌山まで、一週間の特別指導にお越し下さり、東大柔道部関係者の皆様には、本当に感謝致しております。
     この度、下記の番組で紀柔館が紹介されることになりました。
    http://www.bsfuji.tv/judo/pub/index.html
     紀柔館にお越し下さった方々以外にも、いったいどんな道場なのかと関心を持っていただいている方がおられましたら、ご参考になるかと思います。
     取り急ぎ、長年お世話になっているご挨拶を兼ねまして、番組のご案内まで。
     柔道学習塾「紀柔館」 代表 腹巻宏一

  4. 紀柔館で古跡が出会ったレオが20日から東京に来ます。稽古もしたいとのことなので、11月21日(火)の駒場の練習に、私宮崎と共に参加いたします。古跡ほか紀柔館でレオと会った部員ならびにOBは、可能であれば来てくれたらうれしいです。当日はどうぞよろしくお願いします。

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