紀柔館に行ってきました!

こんにちは。お久しぶりです。OBの金田一です。
現役部員は、夏練、東京学生、寝技研鑽会などのイベントが終わり一息といったところでしょうか。新体制になり戸惑うことも多いかもしれませんが、部員全員で協力しあって柔道部を盛り上げていってください。そのうちまた練習にお邪魔します。

さて、一年ぶりくらいの投稿となりますが、今回は柘植陽一先輩のご紹介で7月29日から8月3日まで和歌山の「紀柔館」にお邪魔させて頂いたことについて書かせていただきます。
この企画は、東大柔道部員が紀柔館の方々との交流を通じて柔道の魅力に触れること、そいて柔道部員の社会復帰への第一歩(その必要がない方も多いですが)を目的として三年前から続いており、境さん、熊王さん、林に続き私が4人目となります。先人がコミュニケーション能力に長けた方が多く(というか全員そうですね)、そこに続くのが自分で大丈夫なのかと結構不安だったりもしたのですが、一週間、とても楽しく過ごさせていただきました。

以下、活動報告をとしてつらつらと書いていきます。前の人とかぶる内容もあるかと思いますがご容赦ください。

紀柔館には現在、園児クラスから中高一般のクラスまであり、中高生クラスを館長である腹巻宏一先生が、園児クラスと小学生クラス(このクラスも低学年と高学年で分かれている)を腹巻牧先生が主となってご指導されています。今回の訪問中は午後2~3時ころに小学生低学年クラス、又は園児クラスから始まり、小学生高学年クラス、中高生クラスと順に練習、その合間に勉強クラスが挟まれる、といった流れでした。全体の終了は夜の9時くらいだったと思います。
勉強クラスでは、その時間になると塾生のみんなが率先して机と座布団を道場に並べ、勉強を行います。道場では体を動かすか寝るかしかしない僕は、事前にそのことを伝えられていたにも関わらずその光景に驚いてしまいました。勉強時間中に質問に来てくれる生徒さんもいて、僕が理系であることを伝えていたこともあり、皆さん社会や国語と言った文系科目を避けて理数系の質問をたくさんしてくださいました。ちゃんと質問答えられたかどうか疑問が残るところですが、少しでもお役に立てていれば嬉しいです。

柔道の練習の方では、上記のように低学年側から練習が始まってだんだん上級生のクラスにいくのですが、各クラスにキャプテンがいて、幼稚園の子や低学年の子でも礼や体操の号令などを本当にしっかりやっているのがとても印象的でした。大学生でも礼の順番を覚えていなかったり、体操の号令ができなかったりする部員もいるので見習ってほしいです。練習中はみんなとても真面目に、そして何より楽しそうに練習していて、道場が部活動とはひと味違った町道場ならではの雰囲気に包まれていました。なんか新鮮なような懐かしいような感じで、柔道っていいなと思える時間でした。
中高生の練習は、中学生の生徒さんたちが近畿大会を控えていることもあり、緊張感のある雰囲気でした。メニューでは、補助運動のバリエーションがとても多く、生徒さんに丁寧に教えてもらっても覚えきれないほどでしたが、様々な動きを組み合わせたものだったり、より実践に則した動きだったりと、一般的に行われるものにさらに工夫を加えたものが多くとても興味深いものでした。時期的に乱取りも多いメニューでしたが、その中でも、生徒さんたちは習ったことはすぐ試したり、わからなかったことはすぐに質問したりと貪欲に練習に取り組んでいる姿勢が印象的でした。また、今回も前回の林同様、自分の技術を説明する時間を設けていただき、いくつか紹介させていただいたのですが、そこでもみんな僕の行き当たりばったりの説明にも耳を傾け、分からなかったら質問し、試行錯誤しながら反復し、と技術に対して貪欲な姿勢が一貫されていて凄いなと思いました。

今回は最終日に高校生との座談会という新たな試みも行われました。最終日にいらっしゃった柘植先輩、林、田村に加え、柔道教室のため和歌山にいらっしゃっていた一橋大学の中田先生も参加され、腹巻先生の進行のもと高校生の自己PRや柔道の教育的側面についての議論を行いました。高校生の方々が自分のPRや意見を堂々と発言し、それに対し先生先輩方、また同期の関西人二人がスラスラと回答や指摘を述べていく様を目の当たりにして僕自身自分の未熟さを痛感しましたが、本当に貴重な時間を共有させていただけたと思います。

この一週間、腹巻先生のご自宅にお世話になり、暇な時間には和歌山を案内していただいたりと本当に楽しく居心地の良い時間を過ごさせていただきました。腹巻先生とご家族の皆様、本当にありがとうございました。そして練習等でお世話になった紀柔館の皆様、中田先生、今回の件にお誘いくださった柘植先輩に心より感謝申し上げたいと思います。

本当に楽しく、より柔道を好きになれた一週間でした。この企画が今後もぜひ続いてほしいと思います。

紀柔館に行ってきました!” への2件のコメント

  1. 腹巻先生と東大には、大泉元コーチが腹巻先生を私と引き合わせて下さったという接点があります。そのあと京大での合同稽古でもお会いし、その後このように部員を受け入れて下さり、腹巻先生には感謝しております。いまはもうそうした過去とは別に、若手が新しい縁を紡いでいるのをたくましく思います。社会と武道を結びつける町道場は素晴らしいですね。

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