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2012-06

第二弾

4年でOBになりました清水です。

前回は話が一般論だったので、今回は七大戦に関して反省をしたいと思います。

今回の個人的な戦績は3戦3分。

引き分けるということに関しては役割を果たせましたが、不十分でした。

どの試合も後ろにつくことができたのに、取りきることができませんでした。

特に決勝では、最初からリードすることができれば、もしかしたら優勝できたかもしれません。

この原因について、後輩たちに考えてほしいのは「分け役になるためにどういう練習をすればいいか」ということです。

結論を言うと、僕はみんなとりあえず「取りに行く練習をすべきだ」と思います。

理由は3つあります。

1つ目は、そのほうが効果的だからです。大は小をかねるといいますが、取りに行く技術があれば、それを少しアレンジするだけで分けにいくことができると思います。体力的にも、取りに行く練習をしていたほうが、分けに行く練習をするよりも体力がつくと思います。そして、取りに行かなければならない場面で取れるようになるだけでなく、取る力があれば、それを警戒した相手はうかつに攻めることができずに、分けることにもつながると思います。

2つ目は、そのほうがやる気が出やすいからです。取りに行くとなると、得意技を決めてそれを徹底的に磨きます。「この技が上手くなりたい」という明確な目標があれば、それを中心に技術を構築したり、必要な筋肉を鍛えたりと、やる気が出やすいと思います。一方、引き分けるというのは、漠然としていて、なかなかやる気を出しにくいと思います。

3つ目は、そのほうがチームが強くなるからです。強い人が取れなかったとき、抱く感想はどうでしょうか。「取れなかったな」と思うことはあっても、無意識のうちに「でも自分のほうが強いから安心」と考えてしまっているのではないでしょうか。では、強い人が弱い人に取られてしまったとき、抱く感想はどうでしょうか。「やばい」と思うのではないでしょうか。取れないにしても、弱い人に攻められる時間が伸びることは、強い人にとって脅威となると思います。弱い人が強くなるだけでなく、弱い人につきあげられる形で強い人も強くなり、結果としてチーム全体が強くなることにつながるのではないでしょうか。

今回僕が取りきれなかった原因は、僕の柔道部生活における取組みに問題があったからだと思います。特に、3つ目の「チームを強くするために強い連中をとってやろう」という発想は、河野監督に指摘していただくまで気づきませんでした。結局、本格的に取りに行く練習ができたのは、せいぜい最後の半年ぐらいだったのではないでしょうか。

分け役になろうと思っている後輩も、とにかく「強いやつをとってやろう」という気持ちをもってください。「金田一と分けてやろう」ではなく「金田一を取ってやろう」という気持ちを持ってください。

何を得意技とするかは、非常に重要な問題なので、しっかりと先生や先輩に相談するようにしてください(技をころころ変えるのはよくないので)。

※なお「取りに行く」というのはまったくのノーガードを意味するのではありません。最低限の防御技術は必要です。

入部当初、石井、中野、光武、山村といった同期が強くて、敵う気がしませんでした(今も敵わないのですが)。1年生の七大戦のときから、境先輩に「レギュラーに入れよ」と言われていたのですが「僕がレギュラーに入るよりも、その4人が入ったほうがいいだろう」などと考えていました。実際、その当時も、そして現在も戦力的にはその通りだったのですが、先輩おっしゃっていたことはもっと深い意味だったのだと思います。

戦闘スタイル的に、いくら強くなっても7人制のレギュラーに入りにくい人がいるので、ひとくくりにして言うのは難しいですが、(特に弱い部類に入る)後輩たちには境先輩の言葉を、僕からもかけさせていただきます。

レギュラーに入れよ

部を動かせるのは、強い部員だけではありません。

弱い部員だって、弱いなりに努力することで強い部員をもっと強くすることができます。

そして、気が付いたら自分も強い部員となっていることでしょう。

 

最後にもう1つだけ。

柔道部でよく発言されるのは、現役時代に強かった方が多い気がします。

でも、僕は現役時代にあまり強くなかった方、試合で活躍できなかった方も、もっと発言していいのではないか、と思います。

なぜならば、成功体験だけでなく、失敗体験の分析も非常に重要だからです。

失敗は成功のもとです。

どうして上手くいかなかったか、ということを示すことは、後輩の成功につながると思います。

 

前回のブログと合わせて、大変な長文となってしまいました。

これだけの思い入れをもって打ち込むことができた東大柔道部は、先生・先輩方、父兄の皆様、同期や後輩たちをはじめとする、実に多くの方々に支えていただいてきました。

また、他大学の柔道部の存在も非常に大きかったです。特に他の七帝柔道部には、ライバルとして、負けたくないという思いがあったからこそ、きつい練習にも耐えることができました。そして、その七帝柔道部も、大勢の支えがあって成り立っているのだということを考えると、本当に多くの方々に支えていただいて、充実した柔道部生活を送れたんだな、とつくづく思います。

本当にありがとうございました。

これからはOBとして、微力ながら七帝柔道部を支えていきたいと思います。

後輩たちへ

これからしばらく法科大学院入試を突破すべく、勉強を頑張ります。

練習に顔を出せるようになったとしても、そんなにお金を持っていないので、せめて胸を貸せるように頑張ります。自分から口を出すことはほとんどしないつもりなので、何か質問があったらどんどん聞いてください。たぶん他の同期もそう考えていると思うので、後輩たちはどんどん質問してあげてください。

中野へ

優勝できなかったのは自分の責任といったけど、主将が中野じゃなかったら準優勝すらできなかったと思うよ。

それに、こんなに思い入れを持てるほど、充実した柔道部生活を送れたのは中野のおかげだよgood本当にありがとうsign03

同期たちへ

皆と同期で本当によかったsign03こんな変なやつときちんと付き合ってくれて本当にありがとうshine

とりあえず、1人最低1回はブログ書こうぜgood

21世紀の高専柔道を目指して

4年でOBになりました清水です。

七大戦では、お忙しい中、遠くまではるばると応援にきてくださった上、大量の差し入れまでしてくださり、本当にありがとうございました。

感謝の気持ちを申し上げればきりがありませんし、うまく言葉にできないということもあるので、あえて普段通りに書き始めさせていただきます。

 

「お前はチームのムードメーカーだから、部の雰囲気を盛り上げてくれ」

以前、松原部長からありがたいお言葉をいただきました。

後からよく聞くと「お前(みたいなおバカなやつ)は・・・」だったらしいのですが(笑)

 

「選手の結果がよくなかったときこそ、応援している人が盛り上げてあげるべき。取り役が取れなかったときに応援が静かになるのはよくない。」

「怪我して練習できないときこそ、声を出して練習を盛り上げるべき。練習できなくて申し訳ない、と黙っているのは、場の雰囲気を盛り下げてよくない。」

などといったことを言い続けてきた僕は、今年の七大戦では最上級生ということもあって、とにかくやりたい放題声を出していました。

すると、レセプションで「清水さんの応援よかったです」という言葉を他大の後輩からかけてもらえたり、「応援はよかった。でも対戦校のOBとしては、コンクリに詰めて海に沈めてやろうかと思った」などと、他大の某OB(七帝最凶の外見と噂される)の方からもお褒めの(?)言葉をいただくことができたりしました。

 

「相手の弱いところに自分の強いところをぶつけて勝つんだ」

柏崎先生によく言われていることです。

相手の土俵ではなく自分の土俵に引きずり込むことが重要、ということだと思います。

僕達は、基本的に柔道弱者です。

そうした柔道弱者達が柔道強者達に対抗するには、自分達の土俵である「勉強する、工夫する、頭を使う」という武器を十分に発揮することが大切なのではないでしょうか。

応援の件に関しても、普段の練習の件に関しても、試合でのコンディショニングに関しても、筋トレに関しても、部員の獲得に関しても、予算の獲得に関しても、頭を使って、プラスになることはどんどん取り入れていけばいいのではないでしょうか。

 

こういうこと(主に科学的知見を・・・ということを)をいうと「でも柔道は違う」と反論する人がよくいます。

しかし、本当に柔道は違うのでしょうか。

東海大学、国士舘大学、日本体育大学といった強豪校の武道学科のカリキュラムを調べてみると、どこにも必ずスポーツ科学の科目があります。

科学的な知見に基づいた工夫というものが柔道にも必要だからこそ、こういう強豪校のカリキュラムにも取り入れられているのではないでしょうか。

 

というかむしろ、科学的知見に詳しいはずの東大で、逆に科学的知見に対する無知な状況がよく見受けられます。

「プロテインは飲まない主義だ」といった発言もありましたし、「緊張することは悪くない」といって試合前に過度の緊張状態に置かれていた後輩もいました(逆U字曲線について書いたプリント配ったことあるのにsweat01)。

去年、東北大に負けた後、北大に惨敗した東大ですが、試合の合間に栄養補給がほとんど行われていませんでした(僕もとっていませんでした)。

試合が終わってすぐには「東北大戦での敗戦を引きずってしまった」などと、気持ちの面からの反省しか出ませんでした。

しかし、(スポーツ)栄養学の本を読んでいるときに「筋グリコーゲン」という項目を読んでいて「そういえば去年、試合の合間に栄養とってなかった」などと、栄養面での失敗にそのときになってはじめて気づきました(今年はその反省を踏まえ、みんなちゃんと栄養補給をしていました)。

「柔道は・・・」と言いますが、柔道をやるのは人間なので、人間のからだのしくみにはさからえないはずです。

栄養(炭水化物とか)なしで動ける人間はいませんし、栄養(たんぱく質とか)が不足していては体はできません(そして、1日のたんぱく質摂取量を食事で確保するのは困難です)。

当たり前のことをやっていないと、上手くいかないのは当たり前です(この点、寺田先輩や張といったムキムキな方々は、栄養摂取に関してかなり徹底されていました。この2名の活躍で、栄養面に関してはだいぶ改善された気がしますが、まだまだ改善されていないことがあるかもしれないので、引き続き要研究だと思います)。

頭を使うためには、情報をどんどんインプットしましょう。

他大学を見習うのもいいですし、スポーツ科学系の本を読むのもいいですし、柔道以外のスポーツに目を向けるのもいいでしょう。応援に関しては、六大学野球における応援部の応援がとても勉強になります(東大が負けてるときでも、応援で盛り上げて勝利を目指しましょう、という大変熱い応援がすばらしいです)。

普段の勉強も役に立つと思います。

たとえば心理学では、どうやったらやる気が出るかなどといった研究もありますし、理系の人達は力学を応用してみるのもいいでしょう。柔道に直接関係ない分野でも、その方法が役に立つことがあります。「比較」といった方法は勉強ではまさによくやる方法ですね。

 

高専柔道時代の人達は、数式を使って、三角絞めはどういう角度で入ったら最も効果があるか、などといったことを考えていたそうです。

高専柔道の時代よりもずっと学問が発達し、情報も手に入れやすくなった21世紀において、そういう状況を活用しない手はないと思います。

 

また、最近いろいろと大変な日本柔道界ですが、柔道界に迎合するのではなく、「勉強」の専門家と言われる僕たちが違った視点を提示することは、柔道界への貢献につながるかもしれません。

 

 

…と、偉そうに、いろいろと言いたい放題言って申し訳ありません。

前々から書きたかったことなのですが、試験や試合があってなかなか書けませんでした。なんで今こういうことを書くかというと、OBになったら口出しをしたくありませんが、4年間で思ったことはきちんと後輩につたえなければいけないと思うので、この場を借りて書かせていただきました。長くなってしまったので今回はここまでにしておきます。また今度ちゃんとした(してないかもしれませんが、比較的ましな)挨拶を書きます。批判があったら遠慮なくどうぞ。

ご報告

四年の中野です。去る6月16、17日に九州の福岡武道館で七大戦が行われ、東京大学は準優勝という結果に終わりました。諸先輩方や父兄の皆様、沢山の応援ありがとうございました。

 この一年、七大戦の優勝を目標に掲げ毎日練習を積んできましたが、残念ながら目標を達成出来ませんでした。多くの方々に優勝を期待して頂きながら結果を残すことが出来なかったことを思うと胸が潰れる思いです。部員は全員それぞれの役割を認識して、闘志を持ってよく戦ってくれました。決勝での敗戦の責任は、強化担当たる主将であった私一人にあります。本当に申し訳ありませんでした。
 
 一方、個人的な感想としてはある種の満足感、達成感も感じております。他大学に比べハンディも多く身体も小さい東大が強い気持ちを持って七大戦を戦い抜き、福岡の地で躍動したこと、そんな素晴らしいチームの一員として大学の柔道生活を終えることができたことは私の誇りです。昨年の赤柔に「獣のような戦闘集団を作り上げること」を主将としての目標に掲げましたが、この点は達成できたのではないかと思います。また、もし今回の試合ぶりが私以外、そして現役部員以外の心に残るものであったとしたら、選手として望外の喜びです。

 東大柔道部で過ごした四年間を振り返ると、人との出会いに恵まれたなと痛感します。柏崎師範、津沢先生、松原部長、落合コーチを始め、陰に陽に支えてくださった先輩方には本当に感謝しております。また、共に闘った同期、こんな私について来てくれた後輩達にもこの場を借りてお礼を言いたいと思います。本当にありがとう。いいチームでした。
そして他大学のOBの皆様には、昨日まで試合直前調整につきご迷惑をお掛けしました。今後は是非毎日でも東大の道場にいらして現役に胸を貸していただけると光栄です。

 さて、私事なのですが、今後私は大学院に進学してから社会に出る予定です。一OBとして現役部員の意向を尊重しつつ陰ながら応援する、という形で柔道と関わりを続けることは勿論なのですが、柔道を通じて得たものを今後の人生に活かし、結果を出すという姿勢を忘れずにいたいと思っています。競技性だけはない、人間修養としての柔道という、柏崎師範、津沢先生から教えて頂いた柔道を忘れず、日々精進していきたいと思いますので、先生、先輩方にはこれからもご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

 気持ちの整理が上手くできていないため、支離滅裂な乱文となってしまいましたが、これを私の挨拶と代えさせていただきます。ありがとうございました。

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