3年の碇です。
12月6日に七徳堂にて防衛大学との定期戦が行われました。
まずは結果をお知らせします。
7人戦
東大 | 1 | - | 5 | 防衛大 |
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佐竹 | 大外刈 | ○ | 山田 | |
寺田 | ○ | 裏投 | 酒井 | |
武田 | 有効 | ○ | 青木 | |
新田 | 技有 | ○ | 小松 | |
渡辺 | × | 仲井 | ||
碇 | 大外刈 | ○ | 齋田 | |
細川 | 合技 | ○ | 川端 |
総力戦
東大 | 5 | - | 4 | 防衛大 |
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熊王 | ○ | 袈裟固 | 加藤 | |
堀内 | × | 白土 | ||
高渕 | 腕拉十字固 | ○ | 山崎 | |
寺田 | 送襟絞 | ○ | 谷川 | |
岡 | ○ | 腕拉十字固 | 阪藤 | |
伊藤 | ○ | 有効 | 澤田 | |
新田 | ○ | 有効 | 白井 | |
境 | × | 宮崎 | ||
細川 | × | 平塚 | ||
佐竹 | 技有 | ○ | 村山 | |
碇 | × | 吉見 | ||
武田 | ○ | 有効 | 弗田 | |
渡辺 | 有効 | ○ | 大塚 |
結果は非常に厳しいものでした。
個人的な反省としては、普段やろうとしていたことを何一つ出せなかったということがありました。そしてそれは、練習の中で試合の意識が足りなかったことが一因にあるのだと思いました。
練習は常に試合を意識しておこなわなければ意味がないというのは常々言い聞かされてきたことで、今思うに、そういう意識がまだまだ足りませんでした。
試合直後の柏崎先生のお話の中で、「試合は鏡のようなもので、現状を何よりも正直に映し出す。」とありました。この試合から、チームとしての問題点やその解決策を考え、何とか来年の七大につなげていきたいと思っています。
監督の岩永です.OBブログの方にも記事を書きました.
http://obblog.akamonjudo.com/2008/12/07/115921
三年の佐竹です。
私が試合を通じて感じたことを書きます。
碇と同じことになりますが、試合と練習の距離があったように思います。試合が近づいた練習では試合を意識するべきだったと思います。
試合前の練習では「とられたら負け」位の気持ちを持つべきだったように思います。また、新しい技を練習で試しすぎ、試合で軸にする技があいまいだったように思います。
技術面で特に強く感じたのは、立ち技から寝技への移行する「際」での甘さです。師範や監督から繰り返し聞いてきたことであり頭では分かっていたつもりでしたが、実際には全く思い通りにいきませんでした。巴投げで下になってからの攻め、相手が亀になろうとした瞬間の反応などです。
試合の反省を活かし、実りある練習をしたいと思います。
二年伊藤です。
試合の反省点を今後に生かさなければ、試合をした意味が全くないので、当たり前かもしれませんがそれを心がけたいと思います。個人的には、今後自分の特徴(手の長さなど)を生かした柔道を身につけていきたいと思います。
一年の堀内です。
抑え込んだ時に逃げようとする相手の動きに対応することができていないというのが、自分が最も強く感じたことです。抑え込んだ後の動きを稽古で実践的に練習することは、抑え込めること自体少ない分、なかなかできないのが実際のところですが、最低限、研究でやったことがあることだけは、しっかりできるようにしたいと思いました。
また、そのようなことができない理由として、あまり頭を使って練習できていないということが挙げられると思います。もっと考えながら練習したいと思います。
主将の渡辺です。
今回の試合を見直してみると、みんな狙いははっきりしていたと思います。ただ、打ち込みでは出来ても、実際の乱取りで強い相手にかからないというのは当然のことです。特に、普段はいかに引き込むかを練習している人は、ほんの数週間の国際ルールでの練習をしただけでは普通は無理です。
これからも国際ルールの試合はありますが、七大ルールとこれらの試合の両方で本気で勝とうとするなら、七大ルールにおける柔道スタイルを変えないといけないと思います。
まず、引き込みをやめなくてはいけません。普段はすぐに引き込んで脚を効かせるのに、突然次の試合は引き込むな、というのは無茶苦茶です。そうすると今度は寝技への移行技として、巴投げや隅返し等が必要になります。(若しくは、立ち技が相当に強くなる)
巴投げ、隅返しで一本を取ることができればいいですが、それはつまり立ち技が相当強いということで、実際にはそれらを失敗した後のことを考えなければなりません。移行技を失敗したとき、いままでのようにまずガード・ポジションをとって相手が攻めてくるのを待ったり、じっくり攻めていたのでは「待て」がかかってしまいます。実際、私が見てきた全ての試合でデラヒーバ・ガードからデラヒーバで後についても、相手が立っていればその時点で「待て」がかかってしまいます。なので、すぐに自分が上になって攻めるか、すぐに帯をもって返しを試みないといけません。(これも相手をだいぶ崩していなければ難しいことですが)
しかし、もし全員がこのような柔道スタイルになってしまったら、他の七大学の選手の動きに対応できないということが起きてしまいます。つまり、部内にガード・ポジションを使う者がいないのでそれを外すことができない。またそこからの攻めを知らないので防御ができない。また、下から脚を利かせ続ける選手に対しての上からの攻めが未熟である。
全員が同じ取る技術を身につけるにしても、やはり、七大ルールと国際ルールとの折り合いは難しいです。今後も部員同士で話し合っていき、ある程度の共通意識が持てるように努力していきます。
二年の熊王です。
試合では、気持ちばかり焦り、肩に力が必要以上に入って技が空回りしていたように思います。また、寝技でも、抑え込んだのに2回も逃げられるなど、もったいないことをしていました。
これからは、特に寝技の場面で、数少ないチャンスを確実に決められるようにしていきたいです。
二年の境です。
今回の試合では反省点が二つあります。一つ目は、投げられることを恐れるあまり、相手の両袖を絞ったり腰を引いたりと防御姿勢になりすぎるということ、二つ目は立技から寝技に移る際の意識の低さです。
これらのことは、今回の試合に限らず今までの練習、試合でもずっとそうだったので、意識して改めなければならないと思います。また試合では練習でやっていることしかできないので、普段の練習の質を高めることを考えていこうと思います。
一年の寺田です。
今回のみならず今までの試合でも感じていますが、まだ自分の一定の戦法が確立されておらず、かつ自分が攻められている(特に寝技で)時の防御が非常に甘いように思います。特に練習においては、攻撃の練習ばかりを念頭に置いており、不意をつかれて自分が防御せざるを得ない状況になったときにしっかりと守りきるという注意が足りなかったように思います。攻撃と防御の切り替えを確実に実行する稽古を今後積んでいきます。また、試合において自分は特に開始直後で攻撃が後手に回ってしまっており、相手のペースになることを許してしまっています。開始後直ちに一気に攻勢に出、自分のペースに持っていく戦法を考案していきます。
2年の岡です。
どう寝技に持ち込むのかが一番の問題だと思いました。
いま、立ち技と寝技が完全に別のものとして僕の頭の中にはあるように思います。巴投げなどの技術を身につけて、立ち技と寝技をつなぐことを意識しなくてはいけないと思っています。また、組み手に対する意識が非常に低いことも改善しないといけないと思っています。
寝技の技術も中途半端なものとなっているので押さえ込まれないことをもっと意識して練習しようと思います。